古くなったセラミック壁の悩み

お客様の悩み

今回は、古くなったセラミック壁の悩みとなります。築20年以上の物件となり、壁を触ると表面の石がボロボロと落ちる状態や、ヒビ割れの多いことから外壁からの浸水の心配を長年抱えていました。

お悩み写真

実際の劣化具合

外壁調査の結果

セラミック材の寿命が10年程度であるため、長期的なメンテナンス不足から糊部分が劣化し、石材の付着性が低下していました。その結果、石がボロボロと落ちていき、雨が直接当たる箇所はモルタルの下地が見えている状態にまでなっています。表面の劣化はヒビ割れやコケの発生を促進させる為、日に日に劣化スピードが増していく状態でした。

こんな工事しました

1回目の塗装水星パーフェクトシーラー
2回目の塗装(特殊塗装)微弾性フィラー
3回目の塗装パーフェクトトップ
4回目の塗装パーフェクトトップ

今回は全部で4工程に分け壁の補強を目的とした塗装を行なっています。下塗を使い分ける事で補強+厚膜+ヒビ軽減など、壁に付加価値を加えながら美しい壁を作り込みました。

STEP
下塗作業
下塗作業中

水性パーフェクトシーラーとは?
二液タイプの下塗材。石材(セラミック)の糊の低下部分に浸透し、乾燥後強固になる。この性質を利用し、補強を行い石の劣化を阻止します。

1回塗りが終われば微弾性フィラーをもう一度塗装し、美しい壁になるように作り込んでいきました。

STEP
目地の処理
吹付作業はせず、手作業で進めていきます
2工程の作業を終えた状況

アクリル材などの安価なコーキングを使わず、NBシリコン(高品質材)で目地を平らになるまでコーキングを充填。この作業を行うことで、目地部からの浸水を100%無くします。

STEP
部分補強
吹付補強

石の劣化が激しい面には、もう一度石を付着させ、補強を加える、美観をよくする対策をしています

STEP
完成
塗装前の壁
矢印
塗装後の壁

まとめ

石材(セラミック)の壁は、下地の作り込みによって長持ち度が変わります。その為今の状態をしっかりと分析し、下塗材を選ぶことが大切となります。

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