平成22年着工現場の経過

こんにちは。
先日インターネットより、加古川市で見積依頼があり、外壁塗装、屋根塗装工事の見積依頼に行った時の話です。
丁度、その地域は以前弊社が工事担当をさせて頂いたお客様の地域でもあり、見積りが終わってから、少し以前のお客様の所に足を運ばせてみました。

突然の訪問だったのですが、丁度在宅時だったようで、少し経過の様子もかねて、お話をさせて頂きました。

「 お久しぶりです 」
「 おぉ!元気してるか? 」

気さくな方で、当時の事や、外壁塗装をしてみてどうだったのかと、色々と話をしてくれました。
私もすっかりと忘れていたのですが、工事は22年着工との事で、今から7年前。
弊社の技術保障は5年となるのですが、当時の使用していた材料、ビルロックIIの性能を知る機会にもなると思い、一度細かい部分まで点検をしてみる事に。

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仕様詳細

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壁 : ビルロックII【 水性シリコン 】 現在は、高品質シリコン系となり耐久年数は13年〜15年程度と言われています。 当時のビルロックIIは通常のシリコン材ですので、10年前後の耐久性です。

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コーキング : 一液シリコン コーキング打設後、塗装を行っている。

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屋根 : 遮熱シリコン 耐久年数 : 5〜7年 屋根の品質は一般的に壁の2/1もしくは、3/1と言われている。

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北面

↑北面 : 外壁艶は良好。7年の経過は全く感じられません。

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↑西面、東面 共に艶は良好。
シリコン塗料の寿命時期にそろそろ突入するにも関わらず、このままだとあと5年は維持できそうだ。

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↑南面
この土地の条件は、一番日差しの強いのは南面。
北、西、東の艶の半分程度になっている。

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↑南面の環境
高架があるのみ。障害物は一切無く365日日が当たる環境。

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壁の状況まとめ

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直射日光の強い環境下ではシリコンは、7〜10年前後の耐久性となっていると判断でき、メーカーの耐久性目安と同じか、少し低下する程度かと判断できる。
しかし、直射日光の当たらない面は艶の程度を考えれば、耐久年数はメーカーの指定数値または、それ以上と言える。

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コーキング

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↑弾力、ひび割れ、共に問題無し

↑一番日差しの当たる南面の柱も異常は見られなかった。

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コーキングの状況まとめ

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今回の工法は、シリコンコーキングを打設し、その後4日以上乾燥させた上で塗装を行っている。
新築時のコーキングの寿命は5年程度だったそうで、これにはお客様も大満足だった。
今の状態から予想すれば、コーキングは後5年は十分にもちそうである。

つまり、目地部のコーキングは新築時の化粧打工法と比較すれば寿命は2倍近く伸びると判断できる。

今回の調査で、外壁の寿命とコーキングの寿命を知る良い機会になりました。引き続き8年、9年、10年と外壁の劣化とコーキングの劣化を調査したいと思います。

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