カバー工法って何?

こんには、今回は先日公開したカバー工法について少しまとめてみたいと思います。

ところでカバー工法とは?

既存屋根に、防水シート( ルーフィング )を設置。その後錆にも非常に強いガルバニウム合金の屋根材を上から貼付ける工法。

カラーベストの張替えと比べた場合

カラーベスト張替メリット

■ 1.旧野地板 2.旧ルーフィング 3.新野地板 4.新ルーフィング 5.新設カラーベストの5層になり、雨漏にも非常に強くなる。

カラーベスト張替デメリット

■ 1995年までの物件( 2017年から計算すれば築20年以上 )の場合、カラーベストに石綿が使用されている為、処分費に特別費用がかかる。
■ カラーベストのメンテナンス周期は10年
■ 立地の条件では、コケが生えやすい
■ メンテンス不足は同じ事を招く

カバー工法のメリット

■ 1.旧野地板 2.旧ルーフィング 3.旧カラーベスト 4.新ルーフィング 5.新屋根材の5層になり、雨漏にも非常に強くなる
■ ガルバニウム合金により非常に劣化に強く、錆にも強い為、沿岸部にも施工Ok
■ 断熱材設置により、遮断熱効果も上がる
■ コケに強い

カバー工法のデメリット

■ 施工条件が必要
■ 既存屋根+新設屋根材の2重構造により、通常よりも重たくなる。

この事から、予算を無視し、機能性だけを考えた場合、カバー工法は非常に優秀とも言える。

重量による耐震性の低下

また、問題視されやすい重さの件ですが、ガルテクトと他商品を比較した場合。

【1㎡あたりの重量比較】

ガルテクト=5キロ
カラーベスト=19キロ
ルーガ=20キロ
和瓦(桟瓦葺)=50キロ

平均80㎡程の屋根面積besuto80×5=400キロと、カバー工法の出来るルーガやその他の屋根材に比べた場合、4分の1程度となり、非常に軽量と言える。

また耐震性の調査により、耐震性の低下率を調べた場合、瓦=50k/㎡とカラーベスト=19k/㎡では瓦の方が重量が重い為耐震性能は約10%も低下する事が分かっている。
つまり、カラーベスト+ガルテクトのカバー工法の場合、合計しても24キロと瓦の半分以下であり、耐震性は多少低下するものの、瓦の住宅に比べて耐震性は高いと言える。

この事から、カラーベストにガルテクとでカバー工法するのは、耐震性は多少低下する程度であり、問題ないと言い切れる。

結露、遮断熱効果

ガルテクトの断面図は、3構造になっており、背面には結露、湿気による腐食等を低下するアルミライナー紙加工となっている。
真ん中の層には、1.5cmの断熱材の使用により、鉄板のデメリットの一つである高温時の伝導熱量をカット、また、防音効果も非常に高く、今までの瓦棒等の鉄材と比べても安心です。

まとめ

修繕費を考えた場合、屋根塗装は低コストであり、新築同様にピカピカの状態になります。
しかし、塗装はあくまでメンテナンスの一環であり、外壁塗装の周期が遅れた場合、雨漏の危険性が高まり、塗料の力では、抑えきれない部分が出て来ます。

また、屋根塗装の場合、フッ素塗装でも10年程度の耐久力しか無い、遮熱塗料膜は非常に薄い為、効果、ランニングコスト共にマイナスにもなる場合があります。
築20年以上経過し、瓦にひび割れが目立つ、コケが目立つ状況の場合、弊社はこのカバー工法をオススメするのです。

施工中の写真

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