屋根に塗装は必要なのか?

屋根と聞けば、まず最初にイメージするのが瓦かと思います。瓦と言えば姫路城の瓦や、和風の瓦を思い浮かべる方も多い程、日本のイメージが強い言葉でもあります。瓦のメンテナンスは葺き替え(ふきかえ)る意識があり、そのせいか、瓦に塗装は出来ないと思われている方も実際に多く存在します。

はたして瓦に塗装は必要なのか?塗り替えるメリットはあるのか!?

今回は瓦、屋根塗装について書いてみたいと思います。

瓦の種類

瓦と聞けば、前文でも答えたように日本瓦を意識する人も多いと思いますが、現在住宅で使用されている瓦には、こんなにも種類があるのです。


1.和瓦 和風住宅に使用されている馴染みのある瓦、和瓦にも淡路瓦など種類が多く、種類に応じて耐久性なども変わる。


2.モニエル瓦 現在は製造停止となっているが、築20年頃のサイディング住宅に非常に多い瓦。瓦の小口に凹凸があり、それを見極める事で判別する。


3.カラーベスト 現在の住宅の主流の瓦。軽量であり、非常にコストも安くカラーバリエーションが豊富である為、洋風の住宅に相性が良い。


4.セメント瓦 セキスイセメント瓦など各メーカーにより種類はさまざまである。モニエル瓦にも雰囲気が似ている為判別は難しい。

一般に使われているのはこの4種類の瓦であり、近年ではさらにバリエーションが多くなっている。

塗装の必要性

では4種類の屋根は塗装が必要なのか?

結論を言えば、全ての瓦には専用の塗料材がある為塗装が可能となります。
しかし、瓦にはそれぞれ性質がある為、塗装を行う目的が少し代わります。

日本瓦

日本瓦の場合、表面に薬などを塗布したり、窯焼きを行うなどしている為、強度が非常に高くなります。四季のある日本にとって非常に適した材質となっている為、台風や竜巻などの直接の被害が無い限り100年も持つとも言われています。また表面塗装を行なっていない為、わざわざ塗装を行う理由もありません。陶器に塗装が不要であるように、多少色褪せが生じても耐久に問題が無い為塗装は不必要なのです。

塗装目的

■ 美観の変更
■ 美観維持

モニエル、カラーベスト、セメント瓦

日本瓦と違いセメント質を圧縮する、流し込み造形するモニエル瓦、カラーベスト、セメント瓦は、全て最終仕上がり段階で塗装を施してあります。強度は瓦の種類により変わりますが、カラーベストで10年、モニエル瓦、セメント瓦で20年近くの耐久性があると推測しています。この年数になってくれば、ヒビ割れが起き瓦が破損している現場が多いです。なので、種類に応じて多少の塗装周期は変わるものの、塗装処理が施されている為、必ず塗装メンテナンスが必要となるのです。

塗装目的

■ ヒビ割れ防止
■ 耐久性維持、高める
■ コケの発生を防ぐ

塗装周期

■ カラーベスト : 10年
■ モニエル瓦 : 20年
■ セメント瓦 : 20年

まとめ

屋根の葺き替えは高額な金額が加算される。そこでヒビ割れが起きないように、これ以上悪くならないように塗装工事を行う事で、予算を抑える意味でも屋根塗装は必要となる工事です。しかし瓦に応じて塗装をする目的が代わり、日本瓦の場合、耐久性の維持よりも美観維持の目的となり、塗装を行う意味が変わってきます。

弊社は、日本瓦の方は釘の膨張による亀裂、棟の瓦板の不具合、凍害が起きない限り塗装工事はオススメしていません。

しかし、カラーベストやモニエル瓦のように、製造段階で塗装を行なっている方に関しては、早めの手立てが必要となりますので、塗装工事をオススメしています。もし仮に工事をせずヒビ割れが多くなった場合は、葺き替える方法でしか工事の手法がなくなるからです。
必ず耐久年数に合わせて、塗装工事を行う事をオススメしています。

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