モノクロ×禅~ジョブズの愛したシンプルで深い色合い~part1

皆さまはモノクロはお好きでしょうか。
モノクロとはモノクロームの略で、「単色」を意味します。代表的なものは白黒ですが、単色であれば実はモノクロです。
今回は、現代ではモノクロそのものを示すようになりつつある白黒の心理学を説明したいと思います。

モノクロのシンプルさになぜ惹かれるのか

「禅」をご存じでしょうか。かのスティーブ・ジョブズもデザインや考え方に取り入れていたということで、注目を集めるようになりました。
禅において、「色」は架空のものだとされています。色は本質が様々な現象や形として表れたものに過ぎず、色に執着してはいけないという考えを「色即是空」と言います。
難しい話ですが、簡単に言えば「目に見えるものばかりに囚われてはいけない」ということです。
これは日本の文化である「侘び寂び」にも共通しています。
侘び寂びには「質素・静けさ」といったイメージがあると思いますが、これは物や音が「不足している」ときに使う言葉です。

侘び寂びは、「何かが無い」中に魅力を感じるもの。これは日本人の心の奥深くまで根付いた感情です。
だからこそ、モノクロという「色」が足りないシンプルさに心動かされるのです。
日本市場でアップルが活躍し続けているのも、偶然ではないでしょう。
モノクロが示すシンプルな魅力は、シンプルでありながら非常に奥深いものなのです。

Part2へ続く